「で、何が言いたいの?」と言われてしまう人が陥る”話し方のミス"。説明上手な人がやっている「きちんと伝えるためのポイント」とは?
そもそも挨拶とは、禅から生まれた「一挨一拶(いちあいいっさつ)」が語源とされています。
「心を開く」「心に近づく」という意味があり、自分の心を開くことで相手の心に近づく、つまり、挨拶によって互いの信頼関係が構築されるという意味です。
おすすめは、自分流の挨拶をパターン化してしまうことです。
私のニュースが「こんにちは」から始めたように、説明やプレゼンでも冒頭の挨拶を自分流にパターン化すると、緊張する場面でもすっと言葉が出てくるようになります。
説明する側、聞く側の双方にとって、始まりのルーティンが定型化され、自然と場が整うようになるのです。
「全員の認識が違う」ときの解決法
久しぶりの打ち合わせで「あれ? 前回どこまで決まったっけ……?」と、忘れてしまうこと、よくありますよね。
説明下手な人は、進行していた情報をそのまま相手に伝えようとしがちです。しかし、相手は必ずしも自分と同じ認識を持っているわけではありません。いきなり本題に入ってしまうと、相手は混乱し、話についていけなくなる可能性があります。
よくあるコミュニケーションミスは、こうした「前回はここまで」という認識がズレていることが原因であることが多いのです。まずは、自分と相手の前提認識を揃えてから説明をスタートしないと、スムーズなコミュニケーションは難しくなります。
そこで、認識を揃えるために大切な、基本の3ステップを紹介しましょう。
ステップ2:「今回は◯◯からスタートします」と宣言(スタート地点の共有)
ステップ3:あなたの説明(本論)
まずは、「前回の話はここまで」という復習をして、相手と自分の認識にズレがないかを確認します。相手との前提を共有できたら、「それでは今日は◯◯から始めましょう」と、説明のスタート地点を確認します。
この1と2のステップを踏んでから、本論の説明を始めると、相手との認識のズレを最小限に抑えることができ、スムーズな会話を進めることができます。
例えば、新商品のイベントに関する会議であれば、次のように話を始めます。
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