東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #きちんと伝わる説明の「型」と「コツ」

「で、何が言いたいの?」と言われてしまう人が陥る”話し方のミス"。説明上手な人がやっている「きちんと伝えるためのポイント」とは?

8分で読める
  • 阿部 恵 スピーチコンサルタント、元TBS系列中部日本放送アナウンサー、元国会議員政策担当秘書
2/5 PAGES
3/5 PAGES

そもそも挨拶とは、禅から生まれた「一挨一拶(いちあいいっさつ)」が語源とされています。

「心を開く」「心に近づく」という意味があり、自分の心を開くことで相手の心に近づく、つまり、挨拶によって互いの信頼関係が構築されるという意味です。

おすすめは、自分流の挨拶をパターン化してしまうことです。

私のニュースが「こんにちは」から始めたように、説明やプレゼンでも冒頭の挨拶を自分流にパターン化すると、緊張する場面でもすっと言葉が出てくるようになります。

説明する側、聞く側の双方にとって、始まりのルーティンが定型化され、自然と場が整うようになるのです。

「全員の認識が違う」ときの解決法

久しぶりの打ち合わせで「あれ? 前回どこまで決まったっけ……?」と、忘れてしまうこと、よくありますよね。

説明下手な人は、進行していた情報をそのまま相手に伝えようとしがちです。しかし、相手は必ずしも自分と同じ認識を持っているわけではありません。いきなり本題に入ってしまうと、相手は混乱し、話についていけなくなる可能性があります。

よくあるコミュニケーションミスは、こうした「前回はここまで」という認識がズレていることが原因であることが多いのです。まずは、自分と相手の前提認識を揃えてから説明をスタートしないと、スムーズなコミュニケーションは難しくなります

そこで、認識を揃えるために大切な、基本の3ステップを紹介しましょう。

ステップ1:「前回の話はここまででした」とリマインド(前提の共有)
ステップ2:「今回は◯◯からスタートします」と宣言(スタート地点の共有)
ステップ3:あなたの説明(本論)

まずは、「前回の話はここまで」という復習をして、相手と自分の認識にズレがないかを確認します。相手との前提を共有できたら、「それでは今日は◯◯から始めましょう」と、説明のスタート地点を確認します。

この1と2のステップを踏んでから、本論の説明を始めると、相手との認識のズレを最小限に抑えることができ、スムーズな会話を進めることができます。

例えば、新商品のイベントに関する会議であれば、次のように話を始めます。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象