在宅ワークの実績は、リアル就職にも繋がる クラウドワークスが企業への人材紹介を開始

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実はこれまでもクラウドワークスには、企業から「オフィス常駐でやる仕事を発注できないだろうか」という相談が寄せられることがたびたびあった。

たとえばある企業からは、会計データの入力作業に大量の人手が必要になったとクラウドワークスに相談があった。この企業は過去には学生アルバイトを採用してこの作業を進めたこともあったが、長続きする人が少なく効率が悪かった。そのため、企業勤務経験のある30代以上の女性、まさにクラウドワークスの登録者のメイン層にこの作業をお願いしたいと考えていたのだ。

ところが、扱うデータは機密性が高く外部に出すことができない。正社員でも契約社員でもパート社員でも雇用形態は問わないから、オフィス常駐で行う作業をクラウドワークスで発注させてほしいというリクエストだったのだ。

言うまでもなくクラウドソーシングは通常、インターネットを通じて仕事の受発注を行い、納品・検収もオンラインで完結するものだ。ただ、この企業の例のように機密性の高い情報を扱う入力作業や、あるいはネットショップに掲載する商品の撮影とアップ作業など、オンラインだけで完結できない仕事についての相談も多かったのだという。

20代のうちから先を見据えたキャリアを

だが、ウーマンワークスの狙いはそれだけではない。実はメインターゲットは20代女性なのだという。クラウドワークスで新規事業を担当する梶田直部長はこう言う。「存分に働ける20代こそ将来の働き方を真剣に考えてほしい」。

今でも約6割の女性が出産を機に仕事を辞めているという中、まだライフイベントを迎えていないうちから今後のキャリアを真剣に考え始める20代女性が増えている。新卒で入社した会社の仕事にも慣れて27~28歳になった頃、「いまの会社でキャリアを継続、発展させることができるのか」と転職を考え始める人も多い。そのときに、クラウドソーシングやテレワークなどのオンラインワークを視野に入れると、キャリアに対する考え方は変わるのかもしれない。

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