東京の「再開発計画」は五輪後まで目白押しだ 10年後、東京の景観は一変する

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次に、「りそな・マルハビルおよび三菱東京UFJ銀行大手町ビル建替え(大手町一丁目2地区計画)」です。このプロジェクトでは、皇居の緑と連続するような緑地が生み出され、都心でありながら自然を感じられる場が創造されます。また、約1500平方メートルの多目的ホールを整備することで、ビジネス交流・国際交流機能を強化するとともに、文化・芸術等を発信するイベントを通じ、来街者の交流を促しまる。さらに、ラグジュアリーホテルも誘致され、エリアの国際性向上に大きく寄与することとなります。設備の効率化によってCO2排出量の削減を図るなど環境にも配慮する他、災害時に備えて帰宅困難者の一時滞在施設や、防災備蓄倉庫、防災井戸も整備されます。

3つめは、「逓信ビル・旧東京国際郵便局等跡地再開発(大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業)」です。当プロジェクトは、地上35階のA棟(延床面積約19万9000平方メートル)と地上33階のB棟(延床面積約15万平方メートル)の2棟の高層ビルの建設とともに、国内最高水準の通信環境を整備し、国際的なビジネスセンター機能、国際カンファレンス機能を強化します。

災害時でも業務を継続できるよう、自立性の高い電源(ガスコジェネレーション、非常用発電機)を導入するとともに、帰宅困難者の受け入れ支援能力を強化するため、一時滞在施設と防災備蓄倉庫を整備します。また、大手町と神田をつなぐセントラルプロムナード、サンクンガーデンの整備等により、魅力ある立体的都市広場の形成を目指しています。

虎ノ門・六本木エリア

次に、「虎ノ門・六本木エリア」ですが、当エリアは2020年東京五輪を契機として、今後、大きな変貌が期待されるエリアです。虎ノ門は、江戸時代には武家屋敷や町家が建ち並び、戦後はビジネスエリアとして発展しました。周辺には、アメリカ大使館をはじめとして各国の大使館が点在し、官公庁が集積する霞が関エリアにも隣接しています。

これまでは、平日はビジネスマンで賑わうものの、休日は閑散としていましたが、2014年3月に開通した環状2号線および同年6月に開業した虎ノ門ヒルズが起爆剤となって、この地域も大きく変わりつつあります。

以下に、進行中の主なプロジェクトを3つ挙げます。

「ホテルオークラ東京本館の建て替え」は、現在10階建ての本館の敷地に、38階建ての複合ビル(ホテルとオフィス)、13階建てのホテルの2棟のビルを建設します。これにより、ホテル客室数は現状の408室から約550室に増えます。また、敷地の半分にあたる約1.3ヘクタールを緑地として整備し、都心の貴重なオアシスとして周辺地域に提供することで地域活性化に寄与するとともに、災害時には一時避難場所として地域の安全と安心を守る場となることを目指しています。

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