「佐々木希の涙」や「杏の弾き語り」に反響…《サレ妻女優たち》の“夫の不倫後”の選択が、今になって注目されているワケ
一方、杏さんは2015年に東出昌大さんと結婚。2016年に双子の女児を出産し、2017年には第3子となる男児を出産しました。しかし、2020年1月に不倫が報じられ、相手が10歳年下の若手女優であり、関係が長期にわたっていたこともあってか、約半年後に離婚を発表。
以降はシングルマザーとして仕事とプライベートを両立しつつ、3年前の2022年夏には3人の子どもとフランスに移住し、時に日本と行き来しながら芸能活動を続けてきました。
3人の幼児を抱えながら早期に離婚を決意し、遠い異国への移住も含め、決断力の高さや選んだ道を迷わず進む姿に憧れの声があがっています。

「一度決めたことはやり通す」という家訓を貫く佐々木希さん、不用意な発言を避けてよいところに目を向ける仲間由紀恵さん、家や子どものために騒動を受け流す三田寛子さん、早期決断して力強く歩む杏さん。異なるスタンスながら、それぞれに共感でき、応援したくなり、参考になる要素が感じられます。
それぞれの不倫騒動からは5年以上の時が過ぎているにもかかわらず、今になって立て続けにフィーチャーされているのは、それぞれの異なる姿に感情を動かされるからでしょう。
5年間で人々の意識が徐々に変化
そしてもう1つあげておきたい背景は、年月の経過とともに人々の意識が変わったこと。
特に渡部さんや東出さんの不倫が報道された5年前あたりは“断罪ムードのピーク”と言っていい時期でした。
「妻と子どもがかわいそう」という言葉を免罪符に、メディアと世間の人々が不倫の当事者を猛烈に批判。妻子の気持ちや平穏な暮らしを思えばそっとしておいたほうがいいのはわかり切ったことなのに、メディアは記事を量産し、人々はSNSに怒りの声をあげ続けました。
そこから5年の間に人々の意識が徐々に変わっていったことを感じさせられます。時折、有名人の不倫が報じられるたびに批判ばかりではなく、「不倫は当事者の問題」「配偶者が許したら部外者があれこれ言うことではない」「犯罪ではないし、自分への影響もない」などの冷静な声もあがるようになりました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら