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「"特殊な職業"アイドルを通算14年」「一度は卒業、決めたけど…」それでも辞めない理由 “ぁぃぁぃさん”復帰の裏側

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2012年5月リリース『仮契約のシンデレラ』でのメジャーデビューも経て、グループはさいたまスーパーアリーナなどの大舞台へと羽ばたいていった。

かつては、日本武道館やさいたまスーパーアリーナのステージも経験(撮影:今井康一)

「人と人との気持ちの積み重ねで、次の箱(会場)へ向かっていく。アイドルは特殊な職業だなと思います。小6で大人の方々と握手するところからはじまって、独特な声なので『まわりには好きって言えないです……』と打ち明けられたこともあったんですけど、気がつけばグループの輪が広がっていました」

「反発心」が自身のスタイルの原点に

エビ中でのキャッチフレーズは「ミラクルマジカルマスコット」。話し声こそアニメ声だが、パフォーマンスとなると一変、力強い歌声で観客の心をつかんだ。

ただ、ぁぃぁぃさん自身には戸惑いも。次から次へと何かをこなす慌ただしい日々の中では、思春期ならではのひそかな抵抗もあった。

「加入当時は何を求められているのかわかっていなくて、次第に、ゲームのようにアイドルを攻略する感覚になっていったんです。メジャーデビューの当時は中1で、髪を結びたかったのにストレートのロングヘアに決められて『なんで?』と思ったんですけど、いまなら、メンバーを覚えやすくする戦略だったんだなとわかります」

当時、わずかにあった抵抗をステージにぶつけると、一躍、パフォーマンスが注目された。

「あの頃の反発心が、自分のスタイルを作ってくれました。自分だけ髪を結べない気持ちを逆手にとって、髪を振り乱して暴れるようにパフォーマンスしていたら『中学生なのにロックでカッコいい』と褒められたんです。エビ中の曲では『大人はわかってくれない』とかに、表れていた気がして。グループ自体も、感情をそのままぶつけるのを肯定してくれる環境でした」

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【悔しさを味わいたいとしてグループを離れ】

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