【アニメ映画頂上決戦を制すのは?】映画「鬼滅の刃」新作が7月18日ついに公開!立ちはだかるはコナン「150億円」、前作「400億円」の高い壁

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コロナ禍という未曾有の事態に襲われ、社会全体が不穏な空気に満たされたなか、『鬼滅の刃』は人々の心の明るい光になった。そのときの感情は心の奥底に息づいている。

不安でいっぱいだった心を救ってくれた作品のインパクトは、決して簡単に消えるものではないだろう。その人々は、今回も映画館に足を運ぶに違いない。

その爆発力に映画業界の期待がかかっている。本作は既存のパターンにあてはまらない興行になることが十分考えられる。

胡蝶しのぶ2
胡蝶しのぶ(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

新作の興行収入、目安はこれくらい

ここ数年の興行市場を鑑みると、現実的なところでは、興収100億〜200億円ほどがひとつの予測になるだろう。これでも幅が広すぎるが、それだけ予測が難しい作品であることは間違いない。

映画は7月18日公開予定
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ただ、作品内容に一点突破して人々の心に突き刺さる、または突き抜ける何かがあれば、そこから一気に時勢が傾くことも十分ありえる。

再び社会的ヒットを巻き起こすことへの期待値は高まっており、想定外が起こる予感を抱く関係者は少なくない。そういう事態になれば、興収200億〜300億円台も夢ではないだろう。

興行結果は、夏休み本番となる7月末からお盆にかけてどこまで数字を伸ばすかで見えてくる。まずはそのタイミングに注目したい。

今年の夏の映画館は賑わいそうだ。

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武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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