【アニメ映画頂上決戦を制すのは?】映画「鬼滅の刃」新作が7月18日ついに公開!立ちはだかるはコナン「150億円」、前作「400億円」の高い壁

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その要因としては、それぞれ次作テレビアニメシリーズの1話が目玉になるが、その内容の引きが1作目と比較して2作目が弱かったことや、新たな映像が少なかったことが挙げられている。

いずれにしても、1作目と2作目の間が、ムーブメントから時間を経た現在のコアファンの規模と見ることができるだろう。

時透無一郎
時透無一郎(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

劇場版『名探偵コナン』は3年連続で100億円超え

テレビアニメと劇場版を戦略的に織り交ぜながら放送および上映してきた『鬼滅の刃』シリーズと対照的なのが、『名探偵コナン』シリーズだ。

原作を基にするストーリーとオリジナルを織り交ぜながら、ほぼ毎年、新作テレビアニメと劇場版が放送、公開されてきている。毎年春に公開される劇場版は、ファンにとってはその時期の風物詩になっている。

2023年の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(興収138.3億円)、2024年の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(興収158億円)、2025年の『名探偵コナン 隻眼の残像』(興収150億円前後)と、3年連続で興収100億円を超えた。いまや100億円超えがデフォルトで、過去に例のない大ヒットシリーズとなっている。

その背景には、子どもを含めたファミリー層だけでなく、若い世代や年配層を含めた大人を取り込むファン層の幅広さがある。謎解きサスペンスをベースにしたスケールの大きなスペクタクル・ストーリーに、ファンの心をくすぐる趣向を凝らした新キャラクターや、懐かしいキャラクターが毎作に登場する。

そのエンターテインメント性の高さが、コア層&一般層を楽しませ、毎年の定番としてすっかり定着している。

甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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