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キャリア・教育 #「おふたりさまの老後」は準備が10割

「"金あり老後"でも不幸な人」「"金なし老後"でも幸せな人」のたった1つの違い。二極化が進む「お金よりも深刻な格差」とは?

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  • 松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家
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「金あり老後」と「金なし老後」の二極化が進む日本

私の知人のA子さんとB子さんが、まさにそれに当たります。

A子さんとB子さんはおふたりとも70代後半の女性です。どちらも配偶者に先立たれ、ひとり暮らしをされています。

A子さんは、若いころから無駄遣いをせずにしっかりお金を貯めて、十分な資産をお持ちです。

対してB子さんは、お金があれば使ってしまうという気質で、現在は貯蓄はほとんどなし。月10万円ちょっとの年金でなんとか暮らしています。

これだけ聞くとA子さんのほうが幸せで、B子さんはみじめな老後生活を送っているように思えます。

しかし不思議なことに、私の目からはB子さんのほうが幸せに見えるのです。

「人とのつながりが多い」B子さんは幸せそう

その理由は、人とのネットワークです。

B子さんの周りには、いつも人がたくさんいます。

毎日のように友人同士で集まって大笑いをしながらお茶を飲んだり、各自が持ち寄った惣菜を分け合ったり。お金のかからない近場のハイキングなどにもしょっちゅう出かけています。

お金はカツカツだそうですが、B子さんはいつも楽しそうです。

対してAさんは、いつもおひとりです。

ひとりで買い物に出かけ、ひとりで食事をつくって食べる。朝から晩まで誰とも一言も話さないという日も少なくないそうです。

生活には困ることはありませんが、いつもどことなく寂しそうなのです。

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【福祉やサービスにも、つながり格差が影響】

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