「変なホテル」は、やっぱり究極に"変"だった 館内で活躍する敏腕ロボットたちをご紹介!
奥に進むと、フロントに2体のロボットが並んでいた。チェックインからチェックアウトまですべてロボットが対応するというのが、このホテルの大きなウリだ。女性型ロボット「ゆめ子」さんは上品な微笑みをたたえ、丁寧にお辞儀したり目や口を動かしたりと、表情が実にリアル。もう一体の恐竜型「未来」くんは日本語と英語を話すバイリンガルらしく、こちらでチェックインすることに。
フロントに立つとセンサーが感知して、未来くんから「いらっしゃいませ」と声をかけられ、チェックインの手順をガイドしてもらえる。最初に自分の名前を告げ、ゲストカードを記入して目の前のボックスへ。
続いて、隣のタッチパネルで名前などを入力すると、ICカードキーと領収書が出てくる。さらに顔認証システムを利用したい場合は、カメラの前に立って登録する。ここで登録しておけばキーを使わずに自室へ出入りできて、滞在中にキーを気にする煩わしさから解放される。
未来くんは大きな身振りを交えつつ、ガッと口を開けたり瞬きしたりと、かなり迫力ある姿で接客してくれた。
客室に入ると「こんにちは」の声
無事にチェックインを済ませたら、次は部屋へ。「ポーターロボット」に荷物を載せて部屋番号を入力すると、部屋まで先導してくれる(A棟のみ)。人がついて来ているか感知するセンサーがあるため、あとからついて歩くとゆっくりしたスピードで、スロープやカーブもスムーズに進む。人がついて来ていなかったり、前に人がいたりしたら、自動で止まる機能も備えている。
画面から流れる音楽や映像を見ながらついて行くと、部屋に到着。最後にタッチパネルで、ポーターロボットの満足度を★の数で評価するようになっている。それが終わると、ロボットは自分でUターンして元の場所へ戻っていった。
客室ドアの横には顔認証の機械があり、ボタンを押して認証されれば入室できる。キーを出す手間が省けるのは便利だ。シックなトーンの客室は、清潔感があって開放的な雰囲気。
部屋に入ると、「こんにちは」とかわいらしい声がした。声の主は、ベッド脇にちょこんと座った「ちゅーりー」ちゃん。会話ができるロボットで、たとえば「ちゅーりーちゃん」と呼びかけ「電気つけて」と指示すると、部屋の明かりをつけてくれる。
ほかにも現在時刻や室内温度、今日・明日の天気を聞くと教えてくれて、目覚ましの時刻設定も可能だ。こちらが「ありがとう」と応じると、「お安いご用ですよ」という返事。思わず笑ってしまった。
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