Apple Intelligence対応機種以外でも使える、iPhoneボイスメモの日本語文字起こし機能とは。設定のコツから読みやすくする方法まで解説

✎ 1〜 ✎ 152 ✎ 153 ✎ 154 ✎ 155
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

環境によっては取りこぼしがあったり、強引に文字を当てはめていたりすることもあり、精度の面ではまだまだ改善の余地は大きいものの、あとからざっと内容を振り返りたいときに、文字だけでそれができるのは便利だ。テキスト化されているということは、検索にも利用可能。頭から聞き直す必要がなく、聞きたいところだけを頭出しできる。

文字起こしされたテキストは、音声と一緒にボイスメモ内に保存されている。後から読み返したいときには、録音された音声ファイルの設定アイコン「…」をタップして、「文字起こしを表示」を選択すればいい。通常のテキストと同様、ロングタップで必要な部分だけを選択してコピーしたり、翻訳にかけたりといったこともできる。

テキストは、そのままだと編集できないため、別のアプリにコピーする必要がある。設定から、「文字起こしをコピー」を選択して、メモアプリなどにペーストしよう(筆者撮影)

全文を丸ごとコピーして、iPhone以外の端末に送りたいときには、同じく設定アイコンの「…」をタップして、「文字起こしをコピー」を選択する。

あとはメールの本文に貼り付けて送ったり、メモアプリにペーストしたあと共有したりといった方法で、テキストファイル化することも可能だ。

ボイスメモから直接テキストファイルにできないため、別のアプリを経由させる方法は覚えておきたい。

また、文字起こし対応以前にボイスメモで録音した音声も、あとからテキストにすることが可能だ。過去に録音した音声ファイルがある場合には、それを開き、吹き出しのマークをタップすればいい。

再生に合わせて文字が表示されるのではなく、一気に文字ができるため、あまり時間もかからない。

長すぎて読みづらい…そんなときはAIにお任せ

1時間ほどの会議や発表を録音しただけでも、テキストとしては膨大な量になってしまう。試しに、約40分の記者説明会を文字起こしして、その文字数をカウントしてみたところ、文字数は6000字を超えていた。比較的長めのコラム記事ほど(この連載でも3000字から4000字程度だ)の分量になり、すべて読もうとするとなかなか骨が折れる。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事