Apple Intelligence対応機種以外でも使える、iPhoneボイスメモの日本語文字起こし機能とは。設定のコツから読みやすくする方法まで解説
環境によっては取りこぼしがあったり、強引に文字を当てはめていたりすることもあり、精度の面ではまだまだ改善の余地は大きいものの、あとからざっと内容を振り返りたいときに、文字だけでそれができるのは便利だ。テキスト化されているということは、検索にも利用可能。頭から聞き直す必要がなく、聞きたいところだけを頭出しできる。
文字起こしされたテキストは、音声と一緒にボイスメモ内に保存されている。後から読み返したいときには、録音された音声ファイルの設定アイコン「…」をタップして、「文字起こしを表示」を選択すればいい。通常のテキストと同様、ロングタップで必要な部分だけを選択してコピーしたり、翻訳にかけたりといったこともできる。

全文を丸ごとコピーして、iPhone以外の端末に送りたいときには、同じく設定アイコンの「…」をタップして、「文字起こしをコピー」を選択する。
あとはメールの本文に貼り付けて送ったり、メモアプリにペーストしたあと共有したりといった方法で、テキストファイル化することも可能だ。
ボイスメモから直接テキストファイルにできないため、別のアプリを経由させる方法は覚えておきたい。
また、文字起こし対応以前にボイスメモで録音した音声も、あとからテキストにすることが可能だ。過去に録音した音声ファイルがある場合には、それを開き、吹き出しのマークをタップすればいい。
再生に合わせて文字が表示されるのではなく、一気に文字ができるため、あまり時間もかからない。
長すぎて読みづらい…そんなときはAIにお任せ
1時間ほどの会議や発表を録音しただけでも、テキストとしては膨大な量になってしまう。試しに、約40分の記者説明会を文字起こしして、その文字数をカウントしてみたところ、文字数は6000字を超えていた。比較的長めのコラム記事ほど(この連載でも3000字から4000字程度だ)の分量になり、すべて読もうとするとなかなか骨が折れる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら