”猫店員”が迎える「猫本専門の書店」が猫好きのサードプレイスに。8坪の自宅兼店舗にリノベ。東京・三軒茶屋、保護猫活動も
さらには、愛猫を亡くした方がそっと悲しい胸の内や猫との思い出を語られることもあるのだそう。

「この店の猫店員も、これまでに3匹亡くなってしまって。猫を看取るつらさって、なかなか人に話す機会がないんです。
もちろん猫好き同士だからといってすべてを理解できるわけではないですけれど、誰かに話したい、ちょっと気が紛れる、という方も多いんでしょうね」(安村さん)
大きな書店とはまた違う親密さで、猫好きの心をしっかりと掴んでいます。
出版業にも挑戦しながら保護猫活動に貢献していく
2017年の開店から約8年。コロナ禍や出版業界の変化も経験しながら、Cat’s Meow Booksは今もなお、多くの人と本と猫を繋ぎ続けています。安村さんに今後の野望を聞いてみると……。

「去年から始めた出版業も頑張っていきたいですね。お世話になっている作家さんと絵本『くろねこノロのたび』をつくったのが第一弾です。世界中を旅した実在する猫「ノロ」をモデルにした作品なんですよ。
まだまだ本づくりは勉強中ですが、これからも、本屋として猫に貢献できたら」(安村さん)
猫好きの方は、一度訪れてみては。

〒154-0023 東京都世田谷区若林1丁目6−15
東急世田谷線「西太子堂駅」より徒歩2分
11時~19時営業 月・火曜日定休(祝日は営業)
Webショップ
Xアカウント: @CatsMeowBooks
<取材・文:小沢あや(ピース)>
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