純ガソリン車は廃止!トヨタ「新型RAV4」の見どころはどこにあるのか? デザインの特徴やグレード・サイズを解説

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アメリカ市場向け「RAV4 Woodland」は、よく見るとフェンダーがよりワイドになり、タイヤもオフロード仕様となっている(写真:トヨタ自動車)
アメリカ市場向け「RAV4 Woodland」は、よく見るとフェンダーがよりワイドになり、タイヤもオフロード仕様となっている(写真:トヨタ自動車)

ノーズピーク(先端の位置)を高くして、オフロード感を強調したそう。ただし、これが実際のオフロードで車体の見切りがよくなるかは、実車をドライブするまで未知数だ。

RAV4として新登場のGR SPORTは、上記2台とはまったく異なるコンセプトで開発されたモデル。「ヤリスクロス」や「ランドクルーザー300」にも設定されている、スポーティな走りの仕様だ。

ブラックのパーツとのコントラストで見た目もスポーティ(写真:トヨタ自動車)
ブラックのパーツとのコントラストで見た目もスポーティ(写真:トヨタ自動車)

「モータースポーツの知見を生かした」といい、プラス20mmのワイドトラック(トレッド)化、ボディ剛性強化、EPS(電動パワーステアリング)や足まわりのチューニング、前後スポイラーや軽量アルミホイール装着と、内容が“濃い”。

「Life is an Adventure=人生は冒険」と、ハンフリーズCBOはいう。「だれもがこのクルマでそれぞれのアクティブな生活を楽しんでいただけることを目指しています」とは、トヨタのプレスリリース内の文言だ。

進化したハイブリッドシステム

新型RAV4は、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2本立て。ICEと呼ばれる純エンジン車は、日本では販売されない。

加速感、機能性、使い勝手、知能化技術などの分野で、大きく改良が施されたことが強調されている。「どこへでも行けそう」「なんでもできそう」とユーザーへアピールするようだ。

PHEVでは、トヨタ初搭載となる最新の第6世代ハイブリッドシステムがベース。具体的には、フロントアクスルへのシリコンカーバイド半導体採用などが注目点だ。

第6世代PHEVのエンジンユニット(写真:トヨタ自動車)

これによって「小型化と同時に高効率化を図れた」と説明される。かつ駆動伝達系での損失が低減され、大容量の駆動用バッテリーとともに、PHEVのEV走行距離を従来の95kmから150kmへと延伸した。

一方のHEVはトランスアクスル、パワーコントロールユニット、さらに電池などを改良して、モーター出力を上げたという。スムーズな出足と反応の速い加速などを実現したそうだ。電動化によるオフロード性能の向上も強調されている。

「RAV4らしい走破性の実現」として、「電動車でも、でなく、電動車だからこその性能アップに注目してほしい」とする。

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