いま身につけたいセールスの武器としての「雑談力」。最小限のコストで最大の成果を出す

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3「伝える」

顧客に対する自社の意向や、プロジェクトの進捗状況などを報告する。

4「共有する」

最新の情報をお互いに認識しているかどうかを確認する。

これから臨む打ち合わせや商談の目的を考えて、雑談が活用できそうなことがあれば、前もって戦略を立てておくことが大切だ。

日本人は雑談が苦手?

私が見る限り、日本人は雑談に対して苦手意識を持っている人が多いようだ。

その理由の1つは、「雑談はその日のメインテーマに入る前の軽いあいさつにすぎない」というイメージを持っていることだろう。下手なことを話すと相手の機嫌を損ねるおそれがある。軽いあいさつなのだから、無難な話題にしたほうがよいと考えるわけだ。

日本独特のハイコンテクスト社会の影響もあるだろう。欧米は人種や文化、価値観がバラバラなローコンテクスト社会なので、お互いを理解するために、言葉でストレートに情報交換をする必要がある。だから雑談にも積極的だ。

それに対し、日本は民族の多様性に乏しく、価値観や慣習が似通っているため、言葉を交わさずにお互いの気持ちを察することがよしとされる傾向がある。だからビジネス上での雑談に消極的になるし、雑談に慣れていない。

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