最も売れてるメルセデス・ベンツ「GLC」に登場した48万円安い新グレード「Core」の好バランス

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ドライブモードではオフロードモードも選べるのだが、オフロード主体の車両ではないので、ステアリングホイールは正確。たとえばカーブが連続するような道を走るときには、セダンのような楽しさがしっかりある。

しかも、乗り心地のよさ、乗員が揺さぶられない車体のフラット感、ちょっと乱暴なアクセルワークでも車体が不用意に前後に動かない安心感が心地よい。路面からの騒音もきれいに遮音されていて、世界中にGLCを愛する人が多いというのも理解できる。

合成皮革張りのシートはサポート性もクッション性も高い(写真:メルセデス・ベンツ日本)
合成皮革張りのシートはサポート性もクッション性も高い(写真:メルセデス・ベンツ日本)
空間的余裕がたっぷりある後席(写真:メルセデス・ベンツ日本)

GLCの核(コア)がここにある

GLC220d 4MATIC Coreの価格は、819万円(クーペは866万円)で、標準モデルのGLC220d 4MATICは867万円(同907万円)だから、48万円 (クーペは41万円)ほど安く設定されている。

では、何がこの価格を実現したかというと、以下のとおりだ。

・車体色を3色に厳選
・室内色をブラックに限定
・インテリアトリムをウッドからシルバーグレーダイヤモンドに
・9スピーカー/225kWのオーディオを5スピーカー/125kWに

そのほか、選択できるオプションが「AMGラインパッケージ」と「パノラミックスライディングルーフ」のみに限定される。

まさにGLCが持つ核(コア)をそのままに、価格を抑えた内容だ。前述のとおり機能や性能はそのままだから、車体色と室内色が好みに合えば、積極的に選びたくなる。

GLCクーペは車両後部が、文字通りクーペのような形状となる(写真:メルセデス・ベンツ日本)

「AMGラインパッケージ」は、スターパターングリルや開口部の大きなバンパーを持つスポーティなエクステリア、20インチアルミホイール、スポーツシート、スポーティエンジンサウンドなどをそなえた人気のパッケージで、75万9000円と安くはないけれど、魅力的に思う人も多いはずだ。

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いずれにしても、GLC 220d 4MATIC/GLCクーペ 220d 4MATIC Coreは、サイズ/走り/機能/価格ともに、実にバランスのいいクルマである。

【写真】メルセデス・ベンツらしさが詰まったGLC220d 4MATIC/GLCクーペ220d 4MATIC「Core」の内外装(19枚)
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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