壮絶な不幸の連鎖を断ち切ったデミ・ムーア ≪毒親、レイプ…≫それでも「良い母親」であり続けた

デミ・ムーアがキャリア初のアカデミー賞候補入りを果たした映画『サブスタンス』が日本で公開された。残念ながら受賞は逃したが、彼女の3人の娘は母を誇りに思っており、ソーシャルメディアに「MY winner(私にとっての受賞者)」などと投稿している。
どこの親子にもありがちだが、ほんの短い時期、この母娘も、関係が微妙だったことはあった。だが、基本的にデミが子育てを何より重視し、良い母親であり続けてきたのは、多くが認めるところだ。娘たちの父であるブルース・ウィリスとも、離婚してからも良い関係を続け、理想的なステップファミリーを築いてきている。
しかし、それは彼女自身がすばらしい両親に育てられたおかげではない。それどころか、デミは、とんでもない毒親の下、壮絶な子供時代を送ってきたのだ。
両親の馴れ初めは?
デミの母ジニーことヴァージニアは、ニューメキシコ州の高校を卒業してすぐデミを出産。父ダニーはジニーのひとつ上で、同じ高校に通っていた。
ダニーが大学進学でペンシルヴァニア州に引っ越すとジニーは怒り、当てつけでチャーリーという別の男性と交際し、結婚。ジニーの元々の思惑通り、嫉妬したダニーはジニーを取り戻そうとし、求愛。ジニーはチャーリーと離婚し、ダニーとジニーは結婚して、まもなくデミが生まれた。
と、幼いデミはずっと聞かされていたのだが、実はデミの父はチャーリーだったのだ。家族、親戚、全員が知るところだったその事実を発見したのは、デミが14歳の時である。
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