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壮絶な不幸の連鎖を断ち切ったデミ・ムーア ≪毒親、レイプ…≫それでも「良い母親」であり続けた

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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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その後、『セント・エルモス・ファイアー』(1985)で共演したエミリオ・エステヴェスと婚約。しかし、2週間ほどデミと別れたことがあった間に元恋人と関係を持ち、相手女性を妊娠させたエミリオは、結婚式の招待状を発送した後にも別の女性とデートをし、知り合いに目撃される。その後もいろいろあり、婚約は破棄となった。

それでもふたりは友人としての関係を続け、エミリオが出演する『張り込み』(1985/日本劇場未公開)のプレミアに招待されると、デミは出席した。そこで出会ったのが、ブルース・ウィリスだ。

ウィリスとの結婚生活は13年で終わったが、不倫が理由ではない。ウィリスもラスベガスでギャンブルするのを楽しむことはあったものの、依存症ではなく、十分な金を持ったうえでの遊びだった。だが、その次の結婚相手で15歳半下のアシュトン・カッチャーとは、彼の不倫が理由で離婚している。アシュトンになついていたデミの3人の娘たちにとっても、辛かっただろう。

孫が誕生しおばあちゃんに

だが、デミも、娘たちも、もう前を向いている。彼女らは、ウィリスの現在の妻エマ・ヘリングやウィリスとヘリングの間に生まれた娘たちと一緒になって、認知症のウィリスを支えている。2年前にはデミとウィリスの長女ルーマーに赤ちゃんが誕生し、デミはおばあちゃんになった。

毒親のサイクルを断ち切ってみせたデミは、今、幸せなように見える。もちろん、これからの人生には何があるかわからないが、苦労した彼女が注いできたまっすぐな努力が実ることを、願ってやまない。

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