第8位:JR九州「ゆふいんの森」
鉄道自体の魅力といえば、JR九州に数多くある観光列車も喜んで乗ってもらえるのではないだろうか。
種類が多くて迷ってしまい、また「ななつ星in九州」は予約客が多く、来日ついでにすぐ乗ることは難しい。目的地の温泉、それと車両のある程度のグレードの高さを勘案すると「ゆふいんの森」を第一に挙げて推薦するのが妥当だろう。
車体外観の風貌もユニークだが、それ以上に、木のぬくもりを感じさせるインテリアは日本的である。おもてなしの心で、きめ細やかなサービスを笑顔でふるまう女性アテンダントも好印象を与えるだろう。車窓も、沿線の山々や筑後川沿いの渓谷、間近に見える慈恩の滝、そして二こぶの山頂を持つ由布岳と、変化に富んでいて見飽きることがないだろう。
東京近郊にも魅力的な鉄道がある
第9位:小田急ロマンスカー「VSE」
訪日観光客は首都東京を拠点に移動することが圧倒的に多く、都心から気楽に行ける観光地への鉄道旅行も提案したい。まずは、箱根へ向かう小田急ロマンスカー。なかでも「VSE」には大満足だろう(第9位)。前面展望室の元祖はイタリアの特急「セッテベロ」とはいえ、本家がすでに引退した今、物珍しい車両として人気を呼ぶだろう。
第10位:富士急
最後は富士急が人気となりそうだ。東海道新幹線で車窓から眺められる富士山は、ごく短い時間でしかないが、富士急なら富士山を間近でたっぷりと堪能できるし、楽しい車両もそろっている。
また、フジサン特急、富士登山電車の車体に描かれたキャラクターやデザインに、日本のアニメの魅力とダブって面白がる外国人が多いのではないだろうか。さらに、運転日限定とはいえ、成田国際空港から直通特急が運転されることも利便性の点から重宝がられると思う。
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