倒産したエルピーダ、再建の支援先探しは難航必至

債務免除によって身軽になったとしても、DRAM事業そのものが問題では支援先候補も手を出しにくいだろう。

時計を巻き戻せば、09年に民間融資がまとまったのも経産省の旗振りがあったからこそ。だが、前回支援に関与した幹部のインサイダー事件や、業況のあまりの厳しさに頼みの国も完全に萎縮した。年明けには「先導しておきながら民間にツケを回すのか」と主力行首脳も不快感をあらわにした。おまけに、今回の破綻で経産省は公的資金を毀損させ大ミソをつけた。

今のエルピーダはまさに提携以外に頼るすべがない孤立状態。支援先が決まらず2次破綻(清算)に突入するリスクは、決して小さくない。

(長谷川高宏、井下健悟 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2012年3月10日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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