レクサス「新型ES」ついに全長5メートルを超え「LS」に迫るサイズになった必然性

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もうひとつの「センサリー・コンシェルジュ」は、車内空間の演出。3つのモードが選べるようになっていて、「高揚」「集中」「リラックス」というキーワードが組み合わされている。

音楽とイルミネーションは、選んだ音楽の周波数で色を、音圧で輝度を変化させる。同時に、乗員の大腿部から背中にかけて押圧する機能が作動し、香りも、という具合。

14インチディスプレイが2枚並ぶ中国仕様のインストルメントパネル(写真:Lexus International)
14インチディスプレイが2枚並ぶ中国仕様のインストルメントパネル(写真:Lexus International)

中国で売られるクルマはいま、大型というより巨大なサイズのモニターが当たり前。デジタル技術も各社で覇を競っている印象だ。

新型ESも、その市場で戦う必要があり、中国仕様は14インチの大型モニターディスプレイを2枚並べている。中国市場ではこうした要素も必須なのだ。

このデザインは受け入れられるか?

レクサスESは、世界約80の国と地域で販売されるグローバルモデルだ。ほとんど中国市場オンリーという現地の車種と真っ向からぶつかるデザインを採用すると、ほかの市場ではトンガリすぎてしまうきらいがある。

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それを弱みとみるか。それとも、日本でもすんなり受け入れられるマーケティング面での強みととらえるか。私は後者だと思っている。

【写真】ディテールから俯瞰までレクサス新型「ES」をデザインを見る(80枚以上)
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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