もうひとつの「センサリー・コンシェルジュ」は、車内空間の演出。3つのモードが選べるようになっていて、「高揚」「集中」「リラックス」というキーワードが組み合わされている。
音楽とイルミネーションは、選んだ音楽の周波数で色を、音圧で輝度を変化させる。同時に、乗員の大腿部から背中にかけて押圧する機能が作動し、香りも、という具合。

中国で売られるクルマはいま、大型というより巨大なサイズのモニターが当たり前。デジタル技術も各社で覇を競っている印象だ。
新型ESも、その市場で戦う必要があり、中国仕様は14インチの大型モニターディスプレイを2枚並べている。中国市場ではこうした要素も必須なのだ。
このデザインは受け入れられるか?
レクサスESは、世界約80の国と地域で販売されるグローバルモデルだ。ほとんど中国市場オンリーという現地の車種と真っ向からぶつかるデザインを採用すると、ほかの市場ではトンガリすぎてしまうきらいがある。

それを弱みとみるか。それとも、日本でもすんなり受け入れられるマーケティング面での強みととらえるか。私は後者だと思っている。
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