「そのままじゃもったいない!」好きを仕事に生かしたい人に――好きを“得意”に変えるための《スキル変換術》3つのステップ
好きなことを得意なことに変えるための方程式は、「時間×やる気×やり方」。

「とにかく時間を費やす」のように、どれか1つの要素に集中するだけでもスキルアップはできるものの、やる気がなかったり、やり方が間違っていたりすると効率が悪いです。3つの要素が掛け算になることで効率的かつスピーディーに達成できます。
「時間がない」の解決策
経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカー氏の教えに「成果をあげる者は時間からスタートする」というものがありますが、3つの要素のうち最初に取り組むべきは「時間」の確保です。
そもそも好きなことを得意なことに変えるための「時間が足りない」という方に向けて、時間を作る3つのコツをご紹介します。
1日のうち朝はもっとも他人や環境にコントロールされにくい時間だと言えます。
昼間は仕事の依頼や急な連絡が入ったり、夜は飲み会や遊びに誘われたりと予定外の出来事が起こりやすいです。「思ったより仕事が長引いて……」「たまたま面白そうなテレビ番組がやっていて……」などの理由から、やるべきことを後回しにしてしまうことも少なくありません。

周りに左右されにくい朝こそ、「好きなこと」を「得意なこと」に変えるための勉強や練習をやるべきです。
さて、あなたは物事の優先順位を判断するための有名なタスク管理法「時間管理マトリックス」をご存知でしょうか? タスクを重要度と緊急度の2 軸で分類し、本当にやるべきことを判断するための手法です。

上記4つの領域の中で、将来の成果や価値を生む「第2領域:重要であるが緊急ではないこと」は後回しになりがちな領域です。好きなことを得意なことに変えるための勉強や練習はこの「第2領域」に当てはまります。
朝…「第2領域」を実行するのに最適な時間帯◯
昼…「第1領域」や「第3領域」が急に予定に入ってくる×
夜…ついつい「第4領域」をやってしまう×
朝起きられるか心配な方は「1日の始まりは朝起きる時間ではなく夜寝る時間である」と考えてみてください。起床時間だけでなく就寝時間を決めて1日をスタートすることで、朝の時間をコントロールできるようになります。

貴重な朝の時間を有効活用するためのもう1つのテクニックが、朝やることをルーティン化すること。
起床直後は「睡眠慣性」と呼ばれる現象により、眠気が残りぼんやりした状態がしばらく続きます。しかし、まだ脳が覚醒していないときでもルーティン化している=何をすべきか分かっている状態であればすぐに取りかかれます。
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