『スター・ウォーズ』はもはや文化だ 17年ぶりの日本開催ファンイベント『SWC』は熱狂の渦に!日本がアジア唯一の開催地に選ばれる訳は?
開場前から大行列となった会場には、キャラクター衣装や、たくさんのグッズを身につけた欧米からの熱狂的なファンの姿が目立った。
彼らの目的は主に2つ。1つは、キャストやクリエイターが登壇し、最新情報や特別映像がお披露目されるパネルセッション(ステージイベント)。もうひとつが、会場だけで入手できるさまざまなグッズの購入だ。
今回のパネルセッションのなかでもっとも大きな注目を集めたのが、オープニングの『マンダロリアン&グローグー』パネル。セレブレーションステージに4000人を超えるファンが詰めかけた。
ボルテージが高まる中、いきなりのビッグサプライズが発表された。『デッドプール&ウルヴァリン』などハードなアクション作品を手がけたことで知られるショーン・レヴィ監督が登壇したのだ。レヴィ監督がメガホンを握る最新映画『スター・ウォーズ/スターファイター(原題)』(2027年5月28日全米公開)の製作が発表され、主演のライアン・ゴズリングもスペシャルゲストとして姿を現した。
さらに来年公開の『マンダロリアン&グローグー』の話題になると、主演のペドロ・パスカルとシガーニー・ウィーバーがサプライズ登場。ジョン・ファヴロー監督、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディCEO(最高経営責任者)、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのデイヴ・フィローニが揃い踏みした。『SWC』ならではの夢のステージに、歓声が鳴り止まない。初日から会場は熱狂の渦に包みこまれた。

その他のパネルでも、ハリウッドスターのサプライズ登場や最新映像の初公開など、ファンへの “お土産”が盛りだくさん。最新情報の発表や制作裏話のトークに会場は沸き、特別映像が披露されるとキャラクターが映るたびに歓声があがり、ライトセーバーを抜くとさらにまた大盛りあがり。ルーカスフィルムによるファンへの愛とホスピタリティが至るところで感じられる熱狂のステージイベントだった。
オフィシャルストアに入れない…グッズは180分待ち
もう1つの目玉となるグッズやアイテムのブースも大盛況。いちばん人気のオフィシャルストアは、幕張メッセのホール9全体を使った広い会場だったが、入場までは180分待ちの大行列ができた。会場内でもTシャツのセレクトスペース、チェックアウトのそれぞれに行列ができ、15時には待機列が締め切られた。
キャラクターグッズなどで人気のホットトイズも初日は90〜120分待ち。ブースの周囲を行列が取り囲んだ。買い物を済ませたファンは、みんな大きな袋を2つ、3つ抱えて笑顔でブースを出てくる。大阪から来た50代の会社員男性は、この日のグッズ予算は20万円だという。お目当ての商品が買えたことで満足げな様子だった。
また、スター・ウォーズ特別メニューがあるフードホールも終日大混雑だった。初日14時の時点で入場60分待ちだったが、「光と闇のいなりずし」「和牛スピーダー串」「グローグーの大好物風アレンジ」などオリジナルメニュー目当てのファンが列をなした。
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