〈ミャンマー大地震〉日本で祈りと団結の「水かけ祭り」。被災者を思い、歌と踊りを封印して

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祭りは、単なる娯楽イベントにとどまらず、今なお困難な状況にあるミャンマーへの支援の場としても意義深いものだった。会場に集まった人々の表情には、ミャンマー人たちが立ち向かう困難への強さがにじんでいた。

募金には多くの日本人も参加した(撮影:筆者)

この水かけ祭りは、日本では30年以上続く伝統的なイベントでもある。毎年会場を変えて実施しているが「水かけ」は行っていないという。日本の事情に配慮してのことだろうか。

「日本では本格的なものは難しいでしょうね(笑)。やはり本格的な『水かけ祭り』は平和になったミャンマーに来て体験してほしい。皆びしょびしょに濡れて、本当に楽しいですよ」

スタッフの男性はそう笑顔で話した。

主催者によれば、今回の水かけ祭りには約1万2000人の来場者があったといい、寄付金はミャンマーの被災地に送られるという。

武馬 怜子 報道写真家

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ぶま れいこ / Reiko Buma

フリーの報道写真家。原発事故後の福島県双葉町、ミャンマー、ウクライナなど世界各地を取材。さまざまな媒体で写真、記事を出している。著書にデジタル写真集『インパール作戦 弓兵団の軌跡』『Dance of Manipur まだ見ぬインド、マニプール州』『野馬、還る~福島~』(PAD BOOKS)。上野彦馬賞入賞。ホームページ https://www.reiko-buma.com/

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