「辞めるなら、黙って辞めてくれ」感情的な一言が離職の連鎖を招いた コンサルタントが見た実例3選「何回送別会やれば気がすむんだ!」
「辞めるなら、黙って辞めてくれ」
その言葉を聞いた彼女は唖然とし、憤慨して現場に戻り、そのやり取りを他のスタッフに話します。
するとその話を聞いた周りのスタッフも憤慨します。
その結果、直談判した女性スタッフが離職し、立て続けに他のスタッフが3人辞めました。
それにより顧客対応が大幅に遅れるようになったため、複数の顧客から解約をされ、売上は減少。
さらにまた採用コストがかかったことから、利益は大きく圧迫されました。
「何回送別会やれば気がすむんだ!」
また、ある証券会社で2月と7月に社員が辞め、それぞれ送別会を開きました。
そして、11月にまた社員が辞めることになります。
そこである社員が「送別会しましょうか」と部長に言ったところ、部長は「何回送別会やれば気がすむんだ! 辞める人間のために時間なんかとれるか!」と答えました。
1年に何人もの部下が辞めて、部長はいらだっていたのでしょう。
ただ、そういった状況を招いたことは部長にも原因があったはずです。
複数の人が辞め、チームの士気が下がっていた中での部長のこの発言がきっかけとなり、さらに2人の社員が辞めました。
もちろんその2人の送別会は行われなかったそうです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら