「ゴジラ」をもっと世界に、東宝が今後3年間で1200億円投じてグローバル化を加速

p>怪獣映画「ゴジラ」やアニメ「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」を制作する東宝は、今後3年間に1200億円を投じてグローバル化を加速させる。邦画やアニメに対する国際的な需要の高まりを見込んだ動き。コンテンツや知的財産権に関する取引やその他の取り組みを模索していくとしている。
14日発表の中期経営計画によると、映画やアニメ、モバイルゲームなどのコンテンツ開発に約700億円を投資する予定。「ゴジラ戦略」の一環として150億円を投資し、ゴジラを家庭用ゲームや商品、アトラクションに拡大し、アカデミー賞受賞作「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」の続編を進める。
日本有数のコンテンツ提供会社である東宝は、「僕のヒーローアカデミア」やスタジオ・ジブリ作品などを扱っている。2026年春には、映画館や演劇、商品、ゲームへのアクセスをデジタルプラットフォームで提供する新たな会員サービス「TOHO-ONE」を開始する予定。
この取り組みは、今後数十年にわたって国内の成長が人口の高齢化によって鈍化することが予想される中、海外市場への戦略的転換を意味する。東宝は発表文で、2032年の創立100周年までに、海外売上高比率を10%から30%に引き上げることを目指しているとした。
「ゴジラ-1.0」やアニメ作品のヒットにより、東宝は2025年2月期決算で過去最高益を記録、売上高は3130億円を超え、営業利益は647億円を記録した。
著者:Sohee Kim
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