開幕前の大阪・関西万博会場でSkyDriveが「空飛ぶクルマ」を披露、15分で都市間移動を可能にする未来への第一歩

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空飛ぶクルマの充電の様子
空飛ぶクルマの充電の様子(筆者撮影)

万博で始まる「空の移動革命」

大阪・関西万博の会期中、各社は時期をずらしながらデモフライトを実施。会場内には「空飛ぶクルマ ステーション」と呼ばれる展示施設も設置され、実機のモックアップや体験型コンテンツが用意されている。

SkyDriveのフルスケールモックアップ、日本航空のイマーシブシアター「SoraCruise」、丸紅のVX4機体モデル、ANAのJoby S4技術展示など、未来の空の移動を体感できる工夫が施されている。

各社は当初、一般来場者を乗せた商用運航を目指してきたが、安全面や法規制の整備状況を考慮し、今回は機体展示とデモフライトにとどめることとなった。しかし、実機が実際に飛ぶ姿を多くの人々に見せることで、社会受容性を高め、本格的な実用化への道筋をつける狙いがある。

福澤CEOは「今のところ、万博期間中に一般乗客を乗せた有償運航までには至らないが、将来的には都市上空を利用した移動手段が当たり前になる時代が来る」と語る。

日本の空の移動革命は、実証から大規模利用へ。万博終了後、その加速ぶりを私たちは目の当たりにするかもしれない。まさに離陸の時を迎えた空飛ぶクルマの挑戦が、ここ大阪の地から本格的に飛び立とうとしている。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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