生成AIが「目を持った」ように使えるiPhoneのVisual Intelligenceで、メニュー翻訳から表計算まであっという間。知っておきたい活用術

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
英語を直接翻訳させることもできるし、要約させることもできる。英語ならまだしも、まったく読めないスペイン語や中国語の大意を掴むことができるのは便利だ(写真:筆者撮影)

それどころか、中国語やスペイン語でも要約してくれるのだから、旅先で注意書きや看板の意味を把握するのにも便利だろう。

たとえば、このようにスペイン語のメニューをVisual Intelligenceに見せた場合、これを読むために2つの方法がある。

ひとつは『翻訳』をタップする方法。この機能を使うと、Googleレンズと同じように画像の上に翻訳を表示してくれる。その位置に、どのテキストが入っているのか分かりやすいが、文字が小さくなってしまって見えない可能性もある。

もうひとつは『質問』を選択する方法。そうすると、画像はChatGPTを介して翻訳されて戻される。テキストデータなので読みやすいが、位置は分からなくなってしまう可能性が高い。

記事冒頭の写真がApple Intelligenceで読んだもの。ChatGPTの力を借りるとテキストとして表示される(写真:筆者撮影)

表組みを読み取ったり、テストの問題に解答したり

読めるのは外国語だけではない。

表組みも読み取れる。これもChatGPTの機能ではあるが、表組みを読み取らせて、「小計の列を合計して」というようなオーダーも可能だ。また、もちろん表組みとして取り込んでしまうこともできる。

スプレッドシートを見せて、小計の欄を合計してもらった。便利……と言いたいところだが、2カ所、9を0に、0を9に読み間違えており、答えは間違っていた(写真:筆者撮影)
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事