原宿ハラカド「街のど真ん中に銭湯と原っぱ」異質な組み合わせが好循環を生む仕組み

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ハラカド
買物は必要なものを購入するだけでなく、驚きや非日常の中で「ワクワクした気持ち」や「思い出」を形として残す手段にもなっているのです(画像提供:東急不動産)
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モノが売れにくくなった今の時代に必要なのは何なのか?
博報堂買物研究所が発見した「買いたい!」を生み出すコツを徹底的、かつ体系的に紹介。この記事を読み終えたとき、あなたは「売る」という行為の新たな可能性に気づき、商品を売ることが楽しくなるはずです。さあ、一緒に「買いたくなる世界」を創り出す旅へ出かけましょう!
(博報堂買物研究所著『売れている会社に共通するこれ買いたい! をつくる20の技術』より一部抜粋してお届けします)

普段なら買わないものまで買ってしまう

「驚愕・非日常」を感じて買いたくなる瞬間には次のふたつがあります。

①非日常な体験にワクワクする
②口コミを見て、期待感が高まる

それぞれみていきます。

まず、①非日常な体験にワクワクする、についてです。買物客は、買物をするときにある程度期待や予測を持っています。それは、これまでの買物の経験の中で蓄積された基準です。

例えば、以下のような例が挙げられます。

・この商品だったら〇〇円ぐらいという、価格に関する基準
・チョコレート菓子だったら棚一面分くらいだろうという品ぞろえに関する基準
・このブランドなら安心できるという品質に関する基準

生活者は、その基準を超えた提案をされると、驚き、心が動き、買物スイッチが入ります。そのため、買物において驚愕・非日常を感じる瞬間は、意外と理性的な判断の上で気持ちが向上しています。

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