ちょうどいい甘さとサクサク食感…《愛知県名物 しるこサンド》なぜ誕生したのか? 売れに売れた「生しるこサンド」の開発秘話も
昔から親しまれてきたしるこサンドだが、新たな定番商品である「生しるこサンド」はどのようにして生まれたのだろうか。

「生しるこサンドは、約10年の構想を経て実現しました。当時、“生○○”が流行していたこともあり、生タイプの要望が多かったのです。さらに、手土産としての利便性を考え、冷蔵品から常温品へと改良しました」
形状にも工夫が施されており、しるこサンドと同じ波形も検討されたが、生地が柔らかいため形を保つのが難しく、最終的にデザイン性とシロップの含みを考慮して、長方形の格子状デザインが採用されたそうだ。
発売後から、人気となった生しるこサンドだが、2021年に放送されたドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』に登場したことで話題になり、3カ月待ちとなるほどの反響を呼んだ。その後もリピーターが増え、今も右肩上がりの人気を誇る。
生しるこサンドを製造する「SHIRUKOTTE」
この生しるこサンドを製造するのが、2024年9月にオープンした“和洋折衷”をテーマにした施設「SHIRUKOTTE(シルコッテ)」だ。

「SHIRUKOTTEは、和洋折衷スイーツの新たな可能性を発信するだけでなく、地域とのつながりを深め、若手社員のアイデアを生かした挑戦の場として誕生しました。しるこサンドをモチーフにしたデザインや、“和洋折衷”のコンセプトにもこだわっています」
オープン初月は、当初の予想を大きく上回る3倍の来場者が訪れ、最初の土日にはほぼすべての商品が完売したという。また、家族連れだけでなく、カップルや友人連れの来店も多いそうだ。
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