「新排出ガス規制で消えゆく50cc以下のバイク」はじめて新基準原付に対応したホンダ「スーパーカブ110ライト コンセプト」に見る今後の行方

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なお、毎年5月末ごろ(一部地域は6月末ごろ)までに支払う軽自動車税(種別割)も、新基準原付は50ccバイクと同じ2000円となる。また、ナンバープレートも原付一種と同じ白ベースのものが使われ、ピンクや黄色のナンバーを使う原付二種とは区別される。つまり、排気量が同じ110ccや125ccでも、道路交通法上や税制上で原付一種に対応するモデルと、従来どおり原付二種に対応するモデルの2タイプが存在することになるのだ。

スーパーカブとは

1958年に発売された初代モデルのスーパーカブC100
1958年に発売された初代モデルのスーパーカブC100(写真:本田技研工業)

そんな新基準原付に対応するコンセプトモデルとして出品されたのが、スーパーカブ110ライトだ。ホンダのスーパーカブといえば、1958年に登場した初代モデル「スーパーカブC100(排気量は50cc)」以来、世界的に大きな支持を受けているビジネスバイクだ。

スーパーカブ110ライト コンセプトのベースモデルとなるスーパーカブ110
スーパーカブ110ライト コンセプトのベースモデルとなるスーパーカブ110(写真:本田技研工業)

なかでも、スーパーカブ110ライトのベースとなったスーパーカブ110は、レッグシールドや丸目ヘッドライトなど、往年のカブを彷彿とさせるスタイルを採用。各部に配したクロームメッキのパーツなどで上品な印象とした外観や、クラッチ操作不要の4速リターン式シフトによる軽快な走りも特徴だ。

なお、スーパーカブ110には50ccの兄弟車「スーパーカブ50」もあるが、こちらは、先に述べた新排出ガス規制の影響で生産終了がすでにアナウンスされている。つまり、今回登場したスーパーカブ110ライトは、このスーパーカブ50のかわりとなる原付一種相当のモデルだといえる。

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