あなたにも出来る!社労士合格体験記(第47回)--不合格も病気も「二度あることは三度ある」
2007年1月は、前年の厄払いも兼ねて、仕事の合間に夫婦で1泊2日の温泉巡りに明け暮れました。まず、1月3日~4日は草津温泉、17日~18日は有馬温泉、21日~22日は福島県奥土湯の秘湯、川上温泉という具合です。宿は出来るだけ安い宿で、なおかつ名湯につかるというのが趣旨。計画は直前に立てます。少しでも休みがあればチャンスとばかりプチ湯治に出かけました。
私は「どこもいい湯だな」と呑気なものでしたが、妻はその間に、重い鉄扉に指をはさまれ小指を骨折するというアクシデントに見舞われました。包帯をぐるぐる巻いて、悲壮感にあふれる姿で有馬温泉の銀の湯につかっていると、湯治客のおばさんが「有馬の湯は何にでも聞くから、そのままつけたらいい」と言ったそうです。もし、つけていたらどうなったのでしょうか?さすがの妻も、それはためらい、試さなかったそうです。
不合格~二度あることは三度ある
そうこうするうちに、1月下旬に行政書士試験の結果発表があり、予想通り、合否通知書には不合格の文字。これで3年連続不合格、まさに「二度あることは三度ある」という不名誉な結果となりました。
ただ、総得点は176点と、合格ラインの180点にあとほんの少しだったことがわかりました。択一式問題で見れば、たったの1問差です。得点の内訳を見てみると、法令科目は136点、一般知識は40点といずれも、科目別合格ラインの122点以上、24点以上をクリアしていました。
噂によると、この年からはじまった新しい記述式は、受験生の出来があまりよくなかったので、採点が甘かったそうです。記述式は20点×3問の配分ですが、部分点があります。この部分点を少しでも取ることが合格へのカギになるといっても過言ではありません。私も、この試験では記述式で60点中、40点を取得することができたため、不合格ではあるものの、ボーダーラインぎりぎりの勝負になったと言えます。