「風を感じる爽快感がすべて」伝統的なスタイルとデジタル技術の融合、新世代のオープンモデル「ミニ・クーパー・コンバーチブル」の魅力

✎ 1〜 ✎ 107 ✎ 108 ✎ 109 ✎ 110
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ダッシュボード中央には、最新のミニで共通する丸いOLEDディスプレイを配置
ダッシュボード中央には、最新のミニで共通する丸いOLEDディスプレイを配置(写真:MINI)

円形ディスプレイは、ミニがずっとこだわっている装備だ。もとを辿れば、1959年のオリジナルミニにいきつく。当時、アメリカ市場を重要視していた英国車の例に漏れず、右ハンドルでも左ハンドルでも対応できることが重要と、ミニではダッシュボード中央に速度計や燃料計を集めていた。

BMWが手がけるようになった新生ミニでは、外縁こそ円形だが中にはめ込まれていたモニターは四角形だった。それが現行のラインナップから円をフルに使う液晶表示になった。もっともユニークなアプリケーションは、音楽をかけているときにレコードがまわる表示だが(実用上の意味はない)、それ以外にも広い面積を使ってさまざまな機能が表示される。

街中をフルオープンの状態でゆっくり通りすぎるとき、大型モニターはかなり目をひくだろう。加えて、ファブリック調の素材でダッシュボードを覆っていて、LEDが埋め込まれて、ドライブモードに合わせて室内のアクセント照明の色が変わる。

魅せる要素が詰まったインテリア

センターに配置されたメーターの背面には、ダッシュボードを照らす間接照明が仕込まれる
センターに配置されたメーターの背面には、ダッシュボードを照らす間接照明が仕込まれる(写真:MINI)

オープンにするのは“自分の気分のため”というのが、わざわざ書くまでもなく、第一。もうひとつ、理由がある。とくに欧米で多いのだが、自分の姿を見せたいとき。ファッションと同じ感覚だ。そういうとき、車内色なども重要。鮮やかな赤色であったり、艶めく白であったりが設定されているのは、そのためといってよい。

ミニ・クーパー・コンバーチブルは存在自体が評価できる。他人が乗っていても、街中で見かけると気分が昂揚する。それがオープンモデルの長所であり、いつまでも作っていてほしいと感じる部分だ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

日本での価格は、「ミニ・クーパー・コンバーチブルC」が464万円から、今回の「ミニ・クーパー・コンバーチブルS」が514万円から。アクセントストライプやグリルのアウトラインの色など、いくつものトリムパッケージが用意されているのも、変わらない魅力となっている。

 

この記事の画像を見る(89枚)
小川 フミオ モータージャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事