55インチ透明有機ELモニター搭載のミニバンに商機はあるか? パナソニック オートモーティブシステムズ「WELL Cabin」の可能性
では、今回のウェルキャビン・シリーズを詳しく見ていこう。
端的にいえば後席スペースをエンターテイメント用空間に改装したもので、大画面ディスプレイに加えて、シートを振動させる「サウンドエキサイター」と組み合わせた3Dオーディオも搭載。スポーツ観戦などを移動中に楽しめるという。

加えて、パナソニック オートモーティブシステムズの担当者は、「当社のビジョンである、世界一の“移ごこち”デザインの具現化」としたうえで、次のように説明してくれた。
「自動運転などが進んでいく中で、移動に対するニーズも変わりつつあります。当社としてもインバウンドの観光客の方であったり、スポーツファンの方であったり、ビジネスエグゼクティブであったり、さまざまなお客様の移動体験価値に着目して、それを送迎サービスのような形で、軽く早く世に出していきたいという思いで取り組んでいます」
大画面ディスプレイをオンライン会議に使うなら、会議の参加者が増えても、メインの画像を邪魔しなさそうだし、細かな資料を写しても読みやすそう。3Dサウンドが好みでないならヘッドセットを選べばいいし、いろいろなメリットが考えられる。
アイスホッケーチーム「横浜GRITS」との事例
エンターテインメント性においては、実証実験が進む。2024年11月には、アイスホッケーチーム「横浜GRITS」とのスポーツ観戦実証を行った。具体的には、グランラグゼを使った「試合会場と横浜駅を結ぶ送迎サービス」。

「乗車したお客様は、往路では臨場感あるオリジナルの動画コンテンツを体感し、乗車した瞬間からチームとの一体感を感じていただけます。そして、試合会場で実際の試合を楽しんでいただき、復路では、試合の余韻に浸りつつ、リラックスできる車室空間を提供します」と、同社のプレスリリースには書かれている。
このスポーツ観戦の事例について、広報担当者は「好評だったので、2025年にも実施予定です」という。
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