55インチ透明有機ELモニター搭載のミニバンに商機はあるか? パナソニック オートモーティブシステムズ「WELL Cabin」の可能性

大画面ディスプレイをそなえたミニバン「WELL Cabin Luxe(ウェルキャビン・ラグゼ)」と「WELL Cabin GranLuxe(ウェルキャビン・グランラグゼ)」を、パナソニック オートモーティブシステムズが手がけた。
今年1月の「東京オートサロン2025」に出展したところ、「欲しい」という問い合わせがかなり寄せられているとか。
パナソニック オートモーティブシステムズは、2024年にパナソニック・グループから独立した企業で、車載コックピットシステムやADAS(先進運転支援システム)などを手掛ける。
55インチは「ただ大きい」だけじゃない
今回のウェルキャビン・シリーズ2車に共通するユニークな点は、装備にある。端的にいうと、他にないエンターテイメントシステム。“超”がつくほど大きなモニターは、55インチだ。
同社はアルファードベースの「ラグゼ」、ハイエースベースの「グランラグゼ」(外装はイタルデザインが手掛けた)ともに、キャビン全体のシステムを開発。レクサス「LM500hエグゼクティブ4人乗り仕様」が登場したとき衝撃的だった、48インチを上回るサイズのディスプレイを採用した。
はたしてパナソニック オートモーティブシステムズは、どんな商機を見ているのだろう。

55インチのディスプレイは、単にサイズが大きいだけでない。「透明有機EL」というだけあって映像が映っていても半透明で、後席乗員はウインドシールドごしの風景を見られるし、さらに画面をオフにして透明モードを選択すれば、透明感の強いパーティションになる。ここも、従来のモニターからの“進化”である。

2025年2月のおわりに、トヨタ車体が「アルファード/ヴァルファイア・エゼクティブラウンジ」をベースに特別架装した4人乗りの「スペーシャスラウンジ」を発表。実車を見た際に、車両の説明をしてくれた担当者が「あの55インチモニターをつける可能性もあります」と語っていたから、ニーズはあるのだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら