「新人議員くんね、商品券を10万円分あげよう」→「法的に問題ない」はなぜ悪手だったか。石破首相「ねっとり構文」が不祥事に悪手なワケ
石破氏は報道直後に自ら、報道陣の取材に応じた。
そこでは、商品券はあくまでポケットマネーで用意したものであり、政治活動に関する寄付にはあたらないため、政治資金規正法違反などには抵触しないとの認識を示している。

新人議員たちも対応に追われた。「速やかに返却」する議員のほか、(大西洋平氏のインスタグラムより)

自ら石破事務所を訪れて返却した議員、(大空こうき氏のXより)

不在の間に送りつけられていたことを明かした議員もいた(向山じゅん氏のXより)
「政治と金」で揺れる自民党
自民党はここ数年、「政治と金」で揺れている。政治資金パーティーをめぐる「不記載」問題により、ほとんどの派閥が解散し、総裁だった岸田文雄氏は、党再生を理由に首相を辞任。
後任となった石破執行部は、不記載と認定された衆院議員を非公認として、先の総選挙を戦った。
石破氏は、長年にわたる党内での冷遇などから、自民党改革の旗頭となるようなクリーンなイメージが付いていた。
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