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オレンジページ「性的広告が物議」なぜ株上げた? 苦情殺到も、その後の対応が大絶賛される事態に

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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”デジタルメディア“、つまりインターネットの広告の運用方法は多種多様だ。アナログメディアと同じような運用方式を取ることも多いが、最近では「アドネットワーク」が活用されることが多い。このたびの不適切広告の表示は、delyのサイトでも説明された通り、このアドネットワークによって生じたトラブルである。

アドネットワークとは、複数のインターネットサイトを束ねて、広告主(広告を出す企業や団体)が出稿(掲載)したい広告素材を各サイトに配信する仕組みのことだ。

アドネットワークの概念図(筆者作成)

このシステムの特徴は、工程の多くが自動化されており、それによってコスト削減と作業時間の短縮を図ることが可能になる点である。

メディアによってユーザー層も異なるし、表示してもよい広告の基準も異なる。そうした広告配信の最適化も、アルゴリズムによって自動化されている。

しかしながら、どうしてもそこに「抜け道」ができてしまい、不適切な広告が配信されてしまうという事態が起きてしまう。

対応を強化しても、悪質な広告主はそれをすり抜けるやり方を取ってくるため、不適切な広告を完全に排除することが難しくなってしまうのだ。

“エロを検索”したから表示されるとも限らない

また、SNSには「不適切広告は、普段エロを検索しているからアルゴリズムで出てくる」「エロ検索しているのが悪い」といった意見も見られる。

メディアの特性だけでなく、ユーザーのコンテンツや広告への過去のアクセス履歴、検索履歴に基づいて広告の表示が最適化されているというのは確かにある。

ただ、現在の広告表示のアルゴリズムは複雑で、過去の履歴にかかわらず、不適切な広告が表示されることは十分に起こりうる。

いずれにしても、ユーザーが不快に思う広告が表示されてしまうということは、広告配信の最適化ができていないということであり、運営に不備があると解釈すべきだ。

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