バツイチ・アラフォー狙い20代男性「急増」の深層 人生経験の浅い男性が"若さ"よりも求めるもの

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20代前半の男性がアラフォー女性とお見合いをした2つのケースを検証。若い男性たちに起きている変化とは?(写真:cerisier117/PIXTA)
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、自分よりも10歳も15歳も年上の女性と交際している20代前半の男性のケースをご紹介します。背景には、女性の社会進出のほかに、男性側にも理由があるようです。彼らはなぜアラフォー女性に魅力を感じるのでしょうか。

「早く子どもがほしい」と結婚相談所に入会

結婚相談所ではお見合い相手の希望年齢を書く欄があります。そこに20代前半の男性が、「30代後半まで」と記載するケースがチラホラと出てきました。

こうした傾向は2024年から現れ始めました。実際に15歳も年上のアラフォー女性と交際が進んでいる20代男性もいて、今後さらに増えていくのではないかとみています。

20代前半の男性・海斗さん(仮名)は公務員3年目。安定志向の人が多い職場で若いうちに結婚している人が多く、海斗さんも影響を受けて「早く結婚して子どもがほしい」と結婚相談所に入会しました。

希望年齢は「30代後半まで」。当初は同世代の女性と何度かお見合いしましたが、なかなか交際にまで至らず、ほとんどがフラれてしまいました。

何が原因かカウンセリングしてみると、コミュニケーションに苦手意識を持っているように見えました。仕事もテキパキこなすタイプではなく、上司に怒られることもよくあると言います。

そんな中、順調に5、6回デートを重ねた女性がいました。アラフォーの真由美さん(仮名)です。上場企業に勤務しており、高収入で投資もしていてしっかりしています。

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