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不二家の「ドーナツ専門店」"大反響"も納得のワケ もともと持っていた強みを活かせる業態だった

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なぜなら、フードコートに来る客層は20代、30代が中心で、「買い物ついで」など、日常的に訪れている。

不二家の洋菓子店。昭和の頃から顧客に愛されてきた(写真提供:不二家)

しかもドーナツであれば、朝ごはんやおやつ、夕方小腹が空いたときなど、さまざまなシーンで手軽に食べられるため、購入機会も増えるからだ。

milkyドーナツ。米油で揚げるため、時間がたってもふんわりやわらかな食感が保たれている(写真提供:不二家)

実際、「ペコちゃんmilkyドーナツ」に来るのも、若い世代が中心だ。

10代の学生や幼児のいるファミリーも多く、「1つ食べておいしかったから、また買いに来た」「フードコートで食べてみておいしかったので、手土産に買って帰った」など、さらなる購入への流れも生まれている。

接触回数の増加に伴い、ブランド単体だけでなく、不二家という企業全体の認知も広がりつつある。

今後は、SNSなどを通じての客の発信にも期待を寄せている。

ペコちゃんmilkyドーナツの持ち帰り専用箱。かわいさも手土産に選ばれる理由に(写真提供:不二家)

業績的に見ても、店舗単位で単月黒字が出ているそうだ。

これには、もともと初期投資が軽く、人件費が低いことも影響している。そのうえフードコートでは、ほかの店のメニューと合わせて、ソフトクリームやドリンクを購入する客が多い。それらは原価率が低いため、利益が出やすい構造なのだ。

ペコちゃんmilkyドーナツ 横浜ワールドポーターズ店。イートインスペースには、学生や子ども連れのファミリーの姿もよく見られる(写真提供:不二家)

年齢横断型チームが生んだイノベーション

好調な「ペコちゃんmilkyドーナツ」だが、開発チームはどんなメンバーだったのだろうか。

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