ビル新築ラッシュで広がる2次空室の波紋

 

 

東京都心でオフィスビルの建設が相次いでいる。1月に三菱地所が手掛ける千代田区の丸の内永楽ビルやパレスビルが竣工。春にJPタワー、秋には大手町フィナンシャルシティなどが続々と開業を迎える(図)。

不動産専門のシンクタンク、都市未来総合研究所によると、2012年に東京23区内で供給予定のオフィス面積は268万平方メートル。直近10年間では、03年の298万平方メートルに次ぐ規模になる見込みだ。中でも、丸の内や大手町といった東京駅の西側を中心とする千代田区一帯は、その4分の1を占める。

景気が低迷する中でも、新しいオフィスビルへの需要は根強い。東日本大震災後、耐震性や安全性が高いビルの需要が高まっていることに加え、1フロアが広く、企業がグループ会社を集約することによる効率化が見込めるためだ。

 

 

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