トランプ氏は26日、「自分が安全保障を確約するつもりはない」と述べ、「欧州にそれをさせるつもりだからだ」と表明。「だが、全てが確実にうまく行くようにするつもりだ」と語った。英国とフランスは「いわゆる現場の平和維持を担う」意向を示したとして、「良いことだ」との認識を示した。
「ウクライナにとっても素晴らしい取引だ。米国を引き入れるからだ。われわれはそこで活動する。われわれは現地に入るため、ある意味で自動的な安全保障になる。現地にいるなら、米国人を困らせようとする者など誰もいないからだ」と続けた。
さらに、プーチン氏は戦争終結の合意で譲歩しなければならないだろうとトランプ氏は発言。ウクライナの「できる限り多くの」領土を取り返したいと語った。プーチン氏に求める譲歩の内容には踏み込まなかった。
ゼレンスキー氏、欧州首脳とも会談へ
ゼレンスキー氏は、検討中のトランプ氏との会談後にロンドンで欧州の指導者らと会う意向を明らかにした。また、合意案に明記されている共同基金の詳細を確定するにはさらなる交渉が必要だとして、安全保障の確約に関する合意を求める姿勢を強めた。
「安全保障の確約なしに停戦してもうまくいかない」とゼレンスキー氏は述べ、「唯一の道は戦争を終わらせることだ。そうすれば明日戦闘を再開することはない」と続けた。
米当局者は、両国が経済的なつながりを持つことで事実上の安全保障の盾が提供されるとの考えを示してきた。詳細な合意については、今後詰めていくことになる。
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米ロは27日にトルコで会談-ラブロフ氏
ロシアと米国の代表団が27日にイスタンブールで会合を開き、大使館の機能回復を話し合うと、ラブロフ露外相が明らかにした。
著者:Volodymyr Verbianyi
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