「宇宙ビジネス」で最も儲かっている"事業"は何か 2035年には「3510億ドル」まで成長すると期待も

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人工衛星と地球
宇宙ビジネスが生まれるきっかけについて、ご紹介いたします(画像:ツネオMP/PIXTA)
「宇宙」というと、遠い世界で自分には関係ないことのような気がしませんか?
実は、宇宙の技術は農業、漁業、物流、防災、行政など、あらゆる分野でイノベーションを起こす可能性を秘め、市場規模も2023年で98兆円、2035年には280兆円まで成長が見込まれています。
宇宙ビジネスメディア「宙畑(そらばたけ)」の編集長、中村友弥氏の著書『宇宙ビジネス』より、宇宙ビジネスが生まれるきっかけについて、ご紹介いたします。

SF作家がきっかけとなって

現代に生きる私たちは、「できたらいいな」と先人たちが妄想し、実現した科学技術が積み重なった世界の上で暮らしています。

例えば、もしも海を渡る船がなければ、世界中をインターネットでつなぐための海底ケーブルを敷くことができません。もしも世界中とつながるインターネットがなければ、私たちは海外に住む誰かとオンライン通話をすることもできません。

そして、世界中でインターネットが使えなければ、今の世の中はここまで便利になっていなかったでしょう。

最初に船を作った人は「海なんて渡れるわけがない」と、馬鹿にされたかもしれません。また、最初に海底ケーブルを海に敷こうと考えた人も同じようにあきれた顔をされたかもしれません。

それでも便利になる世の中を信じ、実現した人がいたからこそ、現代の生活がどんどん豊かになっています。

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