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「宇宙」というと、遠い世界で自分には関係ないことのような気がしませんか?
実は、宇宙の技術は農業、漁業、物流、防災、行政など、あらゆる分野でイノベーションを起こす可能性を秘め、市場規模も2023年で98兆円、2035年には280兆円まで成長が見込まれています。
宇宙ビジネスメディア「宙畑(そらばたけ)」の編集長、中村友弥氏の著書『
宇宙ビジネス』より、宇宙ビジネスが生まれるきっかけについて、ご紹介いたします。
SF作家がきっかけとなって
現代に生きる私たちは、「できたらいいな」と先人たちが妄想し、実現した科学技術が積み重なった世界の上で暮らしています。
例えば、もしも海を渡る船がなければ、世界中をインターネットでつなぐための海底ケーブルを敷くことができません。もしも世界中とつながるインターネットがなければ、私たちは海外に住む誰かとオンライン通話をすることもできません。
そして、世界中でインターネットが使えなければ、今の世の中はここまで便利になっていなかったでしょう。
最初に船を作った人は「海なんて渡れるわけがない」と、馬鹿にされたかもしれません。また、最初に海底ケーブルを海に敷こうと考えた人も同じようにあきれた顔をされたかもしれません。
それでも便利になる世の中を信じ、実現した人がいたからこそ、現代の生活がどんどん豊かになっています。
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なかむら ともや / Tomoya Nakamura
1991年、熊本県熊本市生まれ。熊本県立済々黌高等学校を経て、一橋大学法学部を卒業後、株式会社オールアバウト入社。
個人活動として2017年に宇宙に特化した宇宙ビジネスメディア「宙畑」の立ち上げに関わり、2018年に宙畑が衛星データプラットフォームTellusのオウンドメディアとなったタイミングで編集長に就任。宇宙ビジネスを分かりやすく伝える記事の企画・編集、100件を超える宇宙関連企業や宇宙ビジネスに関わる個人へのインタビューを実施しながら、衛星データを利用した海釣りやロケ地探しなど、自らも宇宙技術を活用しながらそのノウハウを公開。
2019年には宙畑の立ち上げメンバーと株式会社sorano me(代表取締役社長:城戸彩乃)を共同創業し、宇宙技術の利活用促進に従事。
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