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外見のイメージが内面と一致しない人は少なくない。北関東に住んでいる藤井聖子さん(仮名、46歳)もその一人。長身の涼やかな美人なので「クールなサバサバ系」と思われがちだけれど、本人いわく「非常に嫉妬深くて狭量」なのだという。最寄り駅近くの老舗喫茶店で会ったところ、ウェットなエピソードを自嘲気味にいろいろ披露してくれた。
サバサバとは対極の妻「24時間、彼を監視していたい」
あまりの嫉妬深さと束縛に、4年前に結婚した相手の圭一さん(仮名、38歳)からは「息が詰まる。信用してもらっていない。自由が欲しい」と懇願されているらしい。にもかかわらず、「できれば24時間、365日、彼を監視していたい」という危険な願望を口にする聖子さん。「確かにまったく爽やかじゃないですね」と合いの手を入れると、ナハハハ!と少年のように嬉しそうに笑った。粘着質ながらも憎めない人のようだ。
聖子さんはその恵まれた容姿もあって中学生時代から芸能界入りを目指していた。高校卒業後は同い年の彼氏の専門学校進学に便乗して上京。同棲をしながら、アルバイトと演技・ダンス・歌のレッスンに励んでいた。
「私は三姉妹の真ん中ですが、母は『高校までは行かせてあげるから後は好きなようにして。できるだけ自活してね』というタイプ。上京にも同棲にも反対しませんでした。父とは私が中学生の頃に離婚しています」
恋人とはそのうちに「家族のような腐れ縁」になり、25歳のときに恋人関係を解消。いったんは実家に戻った聖子さんは28歳のときに劇団に入って芸能界に再挑戦。しかし、三十路を迎えたときに夢に区切りをつけた。
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