ヘドバンする衝撃の「赤べこ」一体なぜ誕生したか 「ヘッドホンべこ」で常識を覆す野沢民芸の挑戦
![赤べこ](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/570/img_a24332045e9c2196d0a3b5e4622e4348888199.jpg)
首を振る会津の民芸品・赤べこ。ヘドバンする衝撃の赤べこは、一体どのようにして誕生したのか?(写真提供:野沢民芸)
2025年問題として、多くの技術者や職人が定年を迎え、若い人材が不足する懸念が高まっている。長年にわたって職人の不足や技術の継承に向き合ってきたのが、伝統的な工芸品や民芸品の世界だろう。
福島県・西会津町の「野沢民芸品製作企業組合(野沢民芸)」は、斬新な色使いとデザインを施した「赤べこ」などの「会津張り子」を次々と生み出し、たびたびSNSでバズってきた。
いまや全国から注文が殺到する野沢民芸の代表理事で、デザイナー兼絵付け師でもある早川美奈子氏に、伝統的な民芸品である赤べこの人気を現代に甦らせた背景と、その極意を聞いた(以下、「」内は早川氏のコメント)。
愛嬌ある表情で首を振る「赤べこ」の始まり
会津地方(福島県西部)の郷土玩具である赤べこや「起き上がり小法師(こぼし)」といった「張り子」。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら