ヘドバンする衝撃の「赤べこ」一体なぜ誕生したか 「ヘッドホンべこ」で常識を覆す野沢民芸の挑戦

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赤べこ
首を振る会津の民芸品・赤べこ。ヘドバンする衝撃の赤べこは、一体どのようにして誕生したのか?(写真提供:野沢民芸)
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2025年問題として、多くの技術者や職人が定年を迎え、若い人材が不足する懸念が高まっている。長年にわたって職人の不足や技術の継承に向き合ってきたのが、伝統的な工芸品や民芸品の世界だろう。

福島県・西会津町の「野沢民芸品製作企業組合(野沢民芸)」は、斬新な色使いとデザインを施した「赤べこ」などの「会津張り子」を次々と生み出し、たびたびSNSでバズってきた。

いまや全国から注文が殺到する野沢民芸の代表理事で、デザイナー兼絵付け師でもある早川美奈子氏に、伝統的な民芸品である赤べこの人気を現代に甦らせた背景と、その極意を聞いた(以下、「」内は早川氏のコメント)。

愛嬌ある表情で首を振る「赤べこ」の始まり

会津地方(福島県西部)の郷土玩具である赤べこや「起き上がり小法師(こぼし)」といった「張り子」。

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