小田急藤沢駅「湘南の玄関口」が大変貌の予感 スイッチバックが名物だった江ノ島線の要衝

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小田急の溝呂木管区長は、藤沢駅を鎌倉・江の島エリアへの「小田急の玄関口」と位置付ける。

「レジャーの志向が変わってきたのと『夏が暑すぎる』ことで、海水浴は最盛期ほどでありませんが、四季を通じて人を呼び込もうと頑張っています。インバウンドのお客さまは、鎌倉側から江の島へ、というルートが多いので藤沢側も利用してもらえるようにしたいと考えています」

駅周辺で工事が進行中

藤沢駅の南口周辺では現在、工事用の仮囲いが目立つ。藤沢市と小田急は2023年6月、同駅の南北自由通路拡幅整備と駅改良工事に着手した。自由通路は藤沢市、駅改良は小田急が事業主体となる。2028年3月末の完成を目指す。

小田急藤沢 駅改良工事
藤沢駅の会議室から見た駅改良工事の様子(記者撮影)
【写真を最初から見る】ホーム上も電車内も湘南への行楽客であふれかえる白黒写真時代と、現在の藤沢駅を見比べる。普段は関係者以外立ち入れないバックヤードから見た駅改良工事、スイッチバックがある駅ならではの信号所の様子は?

自由通路は既存の2倍の16mに拡幅し、南口付近に新たにエレベーターを設ける。新駅舎は橋上化してJRと同じ自由通路階にメインの改札を設置、地上階の改札も一部供用する。駅コンコース内にエレベーター2基、エスカレーター4基を整備し、ホームドアも設置する計画だ。

391地区にもビル3棟を一体で再開発する計画がある。小田急と江ノ電、JRが乗り入れ「湘南の玄関口」である藤沢の駅前は、近い将来、大きく様変わりすることになりそうだ。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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