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スシロー「鶴瓶氏を削除」が完全に見誤ったワケ 企業は「CM取り下げ」をどこで判断すべき?

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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それでもしクレームを受けたら、「現時点では問題は確認できなかったので継続している」と回答すればよいし、判断基準については、フジテレビと鶴瓶さんの事務所によって担保されているので、リスク回避にもなる。

今後、明らかになっていない問題が発覚する可能性もあるかもしれないが、発覚した時点で判断すればよい。

また、『週刊文春』が、一連の報道の根幹に関わる部分を訂正する問題も起きており、週刊誌記事の信憑性も揺らいでいる(「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」という部分を、第2弾以降は「X子さんは中居氏に誘われた」「A氏がセッティングしている会の"延長"と認識していた」とした)。

企業側も週刊誌の情報だけを基に判断することで、「曖昧な情報を基に判断した」「週刊誌の論調に加担した」といった認識をされるリスクもある。

1月29日に『週刊文春』編集長が発表した声明の一部(画像:「文春オンライン」より)

今回の一連の問題は「VUCA」の状態にある

もちろん、継続するか取り下げるかは企業側が判断することである。ただ、スシローは取り下げるにしても、説明不足だったように思える。

ビジネスの世界でVUCA(ブーカ)という言葉がよく使われる。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、変化が激しく、将来の予測が困難な状況を指す用語だ。

今回の中居正広さんとフジテレビの一連の問題は、まさにVUCAの状態にあり、関係各所が対応方法を見極めかねている状況だ。そういう状況だからこそ、問題の本質をとらえて意思決定を行い、結果を予想しながら行動し、柔軟に軌道修正を行うことが求められる。

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