フランス映画の巨匠が撮る「映画への深い愛」 デプレシャン監督に取材、仕事観などを聞いた

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――これは実作業をしたプロデューサーさんをいたわってあげないと駄目ですね。

それはもう避けられない道ですよね(笑)。

日本にも多くのファンがいる

――日本では『そして僕は恋をする』以降、デプレシャン監督の作品の人気は高く、多くのデプレシャン作品が日本公開されています。そうした日本のファンの存在はどう感じていますか?

私が初めて来日したのがまさにその『そして僕は恋をする』のときで、自分にとっても非常に大切な映画なんです。映画の場合は演劇などと違い、お客さまと直接交流するということはなかなか難しいのですが、日本では観客の皆さんと直接触れあい、会話をすることができた。

それから多くの日本の監督たちと会うことができて、話をすることができた。そしてその体験はその後の映画づくりにも非常に大きな影響を与えてくれました。あのときの出来事は今でも忘れられません。

――とても素敵な人生ですね。

本当にそう思います。わたしは毎朝目が覚めると、なんて自分はチャンスに恵まれているんだろうと思うんです。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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