中国主席「輸出増のために人民元下げない」

訪問先のシアトルで演説

 9月22日、米国を訪問した中国の習近平国家主席(写真)は、シアトルで演説し、輸出拡大を目的に人民元を押し下げることはしないと表明した。(2015年 ロイター/Jason Redmond)

[シアトル 22日 ロイター] - 米国を訪問した中国の習近平国家主席は22日、シアトルで演説し、輸出拡大を目的に人民元を押し下げることはしないと表明した。米国と協力してサイバー犯罪に対応する方針も示した。

中国と米国は可及的速やかに質の高い投資協定の締結を実現させるべきとの考えも示した。

中国について、習主席は、開放経済の構築努力を加速するとしたほうか、改革プロセスを後戻りさせることはないと述べ、改革への決意を強調した。

講演には財界人ら約650人が出席。内容は経済やサイバー攻撃、人権、企業機密窃盗など多岐にわたり、米中間の対立の多さを裏付けた。

主席は、輸出拡大を目的に人民元を押し下げることはしないと表明したほか、企業機密の窃盗は行わないと強調。さらに、外国企業を差別しないと述べた。市場開放を加速し、人権向上に努めるとも約束した。

主席は「中国と米国が協調すれば、世界の安定の礎になることができる。両国が争えば、両国のみならず世界の惨事となる」と主張した。

中国が米企業や政府を標的にしたサイバー攻撃に関与している、との批判について、主席は、中国もしばしば犠牲になっている、と強調。

主席は「中国政府は、いかなる形の商業的窃盗行為にも関与しない。もしくは、そうした行為を助長、支援することもない」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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