日本株、大型連休後はどうなるのか 市場はなお「波乱含み」の展開が続きそう
なぜ日本株は依然上下に激しく動いているのか
前回の当コラム「米雇用統計後の日本株はどこで下げ止まるか」(9月5日付)では、「薄皮がはげるように、現在市場を覆っている不安心理が後退することで、日経平均株価はまず目先の底値圏を形成した後、二進一退、三進一退と、地道に上昇基調をたどる」と述べた。
また「日経平均の予想レンジは1万7500~1万8200円と、1万7500円水準を叩いたあとは徐々に持ち直す」とも予想した。
実際の日経平均は、9月8日(火)にザラ場で1万7415円まで下押しし、予想下限から84円ほど外してしまったが、その水準からは切り返し、いったん1万8000円台を回復した。
その点では想定に沿った展開であったものの、日経平均の変動は激しく、二進一退というより、「十進九退」とも呼ぶべき相場付きであった。
このように、ボラティリティ(変動の度合いのこと、略して「ボラ」とも言う)が高かった背景には、次の3つの要因があると考える。
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