民放は3キー局集約で「見られるテレビ」に--『テレビ局削減論』を書いた石光勝氏(メディアコンサルタント)に聞く

民放は3キー局集約で「見られるテレビ」に--『テレビ局削減論』を書いた石光勝氏(メディアコンサルタント)に聞く

「メディアの帝王」は瀕死の状態であるという。この苦境を脱するには、民放キー局の削減しかないと結論づける。

──なぜ、「3プラス1」なのですか。

「3プラス1」、つまり「民放3、NHK1の4大ネットワーク」への転換が必要だ。数を減らして経営を安定させ、質も向上させる。今の視聴者の共通した感想は、テレビがつまらない、見るものがない、どこも同じ、通販ばかり。業界OBとして聞くに耐えない。

──つまらない?

テレビ局は経営不振で破綻しつつあるので、やむをえず、合理化をする。テレビは人間と番組でできている。ほかの業界に比べて、まだ給与は恵まれているが、人件費はかなり削っている。制作費については従来の2~3割減が普通だ。そうなると、番組は手間暇がかからなくて、それでもどうにか視聴率を取れるものをとなる。タレントを集めて、やいのやいのと進行するクイズ形式とか。それも長時間番組になる。

──食べ物番組も多い。

どうして食ってばかりなのか、といわれる。味覚に年齢差はない、手間がかからない、頭を使わなくていい、しかも制作費もお店に協力してもらえる、肝心な当たり外れも少ない。「苦しいときのラーメン頼み」という言葉さえある。現役時代に、初めてゴールデンアワーで1時間の食べ物番組を手掛けた身としては、うれしくもあり悲しくもある。

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