共和党候補者選び、「トランプ旋風」の意味 習近平へのおもてなしはビッグマックで!?

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さて、21日(月)は「朝日杯セントライト記念」(G2)。菊花賞トライアルで、中山の芝2200メートルで争われる。とはいえ、近年は菊花賞を目指す馬は神戸新聞杯(阪神の芝2400メートル)に回り、セントライト記念の勝利馬は2012年のフェノーメノ、2014年のイスラボニータなど、そのまま秋の天皇賞に向かうケースが目立つ。いずれにせよ、まだ格付けが済んでいない3歳馬にとっては、注目の一戦ということになる。

ダービー2着馬のサトノラーゼンから素直に入る

中でも注目は、ダービー2着のサトノラーゼンであろう。ここまですでに10戦し、すべて3位以内という抜群の安定感。岩田騎手とのコンビも良く、素直にこの本命馬から入りたい。

なぜ神戸新聞杯ではなくセントライト記念に回ったかといえば、すでに札幌、中京、京都、東京、阪神のコースを経験済みのこの馬に、今のうちに中山も走らせておこうという馬主の深謀遠慮があるのではないか。菊花賞を勝って、あわよくば有馬記念まで、なんてことを考えているのかもしれない。

サトノラーゼンに絡むとしたら、夏場に急成長を遂げた馬であろう。中山得意のロジダーリング、2連勝中のロッカフェスタとジュンツバサの3頭を挙げておこう。

今週末からはシルバーウィークへ。日曜日の20日がローズステークス(G2)で、セントライト記念は翌週月曜日の21日となる。皆さま、くれぐれもお間違えなきように。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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