世界が注目する「ラーメンバーガー」って何?

その答えはニューヨークにあった

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喜多方ラーメンバーガー。ラーメンの具が麺のバンズに挟まれている

福島県喜多方市の名物・喜多方ラーメンに続く新しいご当地グルメとして、「道の駅喜多の郷」の料理長、長谷川義紀が2008年に開発したメニューだ。麺を円盤状に焼き固めてバンズとし、豚の角煮、あるいは地鶏、メンマ、ナルトなどの具を挟み、しょうゆ味のラーメンスープにとろみをつけたソースで味付けした。

島本さんは、この喜多方ラーメンバーガーに刺激を受け、チャーシューやナルトだった具を牛肉のハンバーグにするなどの工夫を重ね、味付けもアメリカ人の好む秘伝のタレを開発し、成功に至った。

島本さんは、この斬新なラーメンバーガーを、ニューヨークで行われたラーメンフェスティバルで出店したところバカうけ。メディアも競うように取り上げた。島本さんのお店には、ニューヨーカーたちが集まるようになった。行列嫌いなアメリカ人が大行列を成した。

SNSで一気に世界に広まり、日本へ逆輸入

ニューヨークで誕生した新名物ラーメンバーガーはフェイスブック、ツイッターなどSNSで一気に広まった。その噂は世界を駆け巡り、世界中の人が検索することになった。世界の最先端を行く街、ニューヨークで大流行したグルメだったからこそ、世界中の人が検索するようになったというわけだ。

そんなニューヨーク生まれのラーメンバーガーを日本でも食べることができる。今年、東京都内に「ラーメンバーガーTOKYO」が出店したのだ。

ラーメンが庶民レベルで日本に初めて伝わったのは、1870年代の横浜の中華街といわれる。その後、函館や浅草、長崎、佐野、札幌、喜多方などで今に通じる有名なラーメン店が産声を上げ、日本中でラーメンは独自の発展を遂げた。

そんな日本のラーメンが遠い海の向こうのニューヨークに渡り、ラーメンバーガーとなって逆輸入で日本に上陸した。国や地域をまたぎ、それぞれが持つ独自の文化と掛け合わせると、グルメは思いもよらない進化を遂げる一例といえるだろう。

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